狩猟を仕事にするための本

『狩猟を仕事にするための本(東雲輝之)』、ハンター兼ジビエ従事者から見た私の感想

『狩猟を仕事にするための本(東雲輝之)』、ハンター兼ジビエ従事者から見た私の感想

2025-11-20 自分語り

 先日面白い本を読んだので紹介する。

東雲輝之

『狩猟を仕事にするための本(東雲輝之)』

表題通り、ビジネスとあるように狩猟に関したビジネス例を数値や実例などを通して分かりやすく教えてくれる本だ。

最近は「狩猟」「ジビエ」「獣害対策」といった言葉をよく耳にするようになったものの、実際に“仕事”として成り立つのか想像しづらいという人は多いはず。

そんな疑問に、真正面から答えてくれる内容だった。

「狩猟で食べていく」って、どこまで現実なのか?

本書の良さは、「狩猟はロマンだけでは成り立たない」という部分を決して誤魔化さない点。必要なお金、必要な覚悟、収入と支出のリアルがきちんと数字として語られる。

ページをめくるほどに、 “狩猟は甘くない。でも、ちゃんと戦略があれば道はある” という現実が伝わってくる。

読んで感じたリアルなポイント

狩猟を仕事にするための本
  • 狩猟単体では“仕事”になりにくい
  • 「地域おこし×狩猟」は確かにチャンスがある
  • 読むと「覚悟が定まる本」

私自身、ジビエ事業に従事していますが、偏にジビエ事業といってもスケールの大きさや体制に違いにも発見がありました。

読むと「覚悟が定まる本」

『狩猟を仕事にするための本』は、狩猟を「人生の選択肢の一つ」として検討したい人にとって、かなりリアルで実用的なガイド本。

  • 「狩猟に興味あるけど踏み出せない」
  • 「ジビエや地域活性に関わりたい」
  • 「副業として狩猟を考えている」

こういった方には、間違いなく価値のある一冊でした。興味のある方はぜひ読んでみてください。狩猟の世界を“仕事目線”でここまで語っている本は、なかなかないと思います。

みっつーみっつー

イノシシより鹿の方がビジネス面で見ると優れているのか