フォルダを丸ごとパスワードでロックする方法
2025-08-04 プログラム
以前、上司から「特定のフォルダにパスワードをかけて、他の人に見られないようにしたい」と言われたことがありました。
そのときに調べた方法を、自分用のメモも兼ねてまとめておきます。
今回はアプリを新たにインストールせず、Windows11の標準機能だけで実現します。
今回使う仕組み:BitLocker
BitLocker(ビットロッカー)は、指定したドライブを丸ごと暗号化して、パソコンのディスクを盗まれても中のデータを勝手に読めなくする仕組みです。
Windowsにはフォルダ単体に直接パスワードをかける機能はないため、
「パスワードをかけたいフォルダ専用のドライブを作成し、そこをBitLockerでロックする」という方法をとります。
BitLockerが使える環境は、Windows11の Pro / Enterprise / Education エディションです。
手順1.新しいドライブを作成する
既存のCドライブの空き領域から一部を分割して、新しい専用ドライブを作成します。
「ディスクの管理」を開き、以下のように操作します。

縮小する領域(これから作る領域)では今回は8000MBととします。







青枠のように新しいドライブが作成できれば成功です!
手順2. BitLockerでドライブ全体を暗号化する
作成したドライブを右クリックし、「BitLockerを有効化」を選んで、パスワードを設定します。
解除用の回復キー(暗号化の予備鍵)は必ず安全な場所に保管しておきましょう。



再起動をすると、下の青枠のようにドライブに鍵マークがつき、ロックされるようになります。


このようにドライブを開くたびにパスワードを求められるので、機密データの保管におすすめです。